2006年03月16日

ベルツォーニ山の麓より

昨日は楽しみにしていたドナルド・フェイゲンの新作の発売日だった。(*^▽^*)
最近、これだけ発売日を気にしていたアーティストは彼だけである。
随分前から予約していたんだけど、その後、CD+DVDオーディオのデラックスエディションがあるのを知って、慌ててそちらに切り替えた。
その発売は18日。というわけで、もう少し音を聴くのを待たないといけなくなった。

というわけで、興奮を抑えるために、昔のフェイゲンの音を聴こう。

今日の1枚。
DONALD FAGEN / THE NIGHIFLY (2002/1982) DVD-AUDIO

名盤中の名盤だね〜。
もう何回聴いたかわからないほど、お気に入りの1枚。
子供のくせに大人ぶりたかった年頃のマストアイテムでした。

スティーリーダン休止後に作られたフェイゲンのソロ1作目。プロデュースはゲイリー・ガッツ、お馴染みのセッションミュージシャンたちを贅沢に使い分ける手法など、ベッカー抜きのスティーリーダンなのだけど、ダンの緊張感溢れるマジカルサウンドとはうって変わって、50〜60年代の若者が抱いていた幻想を音にしたという言葉の通り、古きよきアメリカを思わせる温かい雰囲気だ。

細かい解説は他のサイトにたくさんあるので譲るとして(手抜き。爆)、本作を聴いていこう。
DVDオーディオということで、音が5.1チャンネルに振り分けられている。そのあたりを中心に。

5.1チャンネル、2チャンネルともに48kHz/24bitで収録されている。

1 IGY

フロントから聞こえるイントロにゾクゾクっ。CDでは薄っぺらく籠もった音で、巷でよく聴く「優秀録音盤」とはとても思えなかったけど、この艶かしい音はまったく別物だ。
そしてドラムが入り、管楽器がリアから聞こえる。
前方にバンド、そして後ろにホーンセクションと聞き手を包囲されているようだ。
間奏のシンセの音?の肉感のよさにもうっとり。

曲ごとに画像がある。
この曲の画像は宇宙飛行士の肖像を家族4人が手を繋いで見ている。
未来が希望に満ちていたあの頃・・。といった感じだね。


2 グリーン・フラワー・ストリート

イントロがCDより少し長い。
小気良いポーカロのドラムと存在感のあるチャック・レイニーのベース音に陶酔。
コーラスや、スティーリーダンなどと共通の独特のシンセ音がリアを効果的に使って余韻がつづく。

画像はテーブルに置かれたコーヒーカップから湯気が出ている。
「JOY IS COMPLETE」の文字ににやり。

3 ルビー・ベイビー

センターにフェイゲンのリードボーカル、そしてコーラスはフロント左右からとの掛け合い。
このベース音もいいねえ。そして間奏のピアノの音の表情の豊かさに驚く。
終盤の手拍子や人の声がいろんな所から聞こえる。
部屋の中の空気感ではない臨場感だ。

画像はポップアート調の電話をもった女性。
この人がルビーさんというわけだ。

4 愛しのマキシン

ピアノのイントロ、そしてコーラスを伴ったフェイゲンの声。コーラスが前後左右から聞こえる。
基本的にリード以外び管楽器はリアに定位されているようだね。

画像は、男の後ろで行かないで、と手をもつ女性。かな?
君は僕のセニョリータ。置いて行くわけはないだろ。て感じ?


5 ニュー・フロンティア

これまた5本のスピーカーをうまく使っている。
最大のポイントのピアノの音が、1音ごとにいろいろなところから聞こえる。
ラリーカールトンが神経質なプレイをしているのがよくわかる。

画像は坊やが核シェルターの解説をしてる?

6 ナイトフライ

この曲は最初はリアの比重が多い。ボーカルとベース、ドラム以外のリアへの振り分けが大胆だ。
そしてサビのコーラスで、さっと前方に意識が行き、フェイゲンの声の存在感が浮かび上がる。
それに比べると、後半は前方の意識が強い。

画像はスモークに煙るDJマイク。
hesterfield?


7 グッドバイ・ルック

イントロのエレピが周囲を駆け巡り、パーカッションがリアから常に流れている。
フロントのフェイゲンと前後左右のコーラスの掛け合い。凄い空気感だ。
楽器の出し入れがかっこいい。

画像は、帽子とサングラス、ペン、地図、トロピカルジュース
別れの表情にトロピカルジュースが謎。

8 雨に歩けば

一部のパーカッションが後ろから鳴っているのが聞こえるだけで、基本的には前方中心だ。

画像は水面に逆さに写る街並み。
現実か夢か。


特典 ニューフロンティアPV

特典も5.1チャンネルでミックスされているのが嬉しい。
80年代らしいアニメと実写が交錯する凝った映像。
裏ジャケのあの家が出てくる。

フェイゲンが幼少期のキューバ危機をモチーフにしたらしく、核シェルターの中でふざけあう男女二人、そして押される核のスイッチ、現実と夢の交錯といったシニカルさとユーモアが同居したものだ。面白い。


うがー、聴きながらだらだら書いてみたが、本作のDVD−AUDIO盤のよさは伝えきれない。


posted by ひろりん at 00:13| Comment(0) | TrackBack(0) | SACD / DVD-AUDIO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。