2005年12月09日

ギリシア語、読めないのでアーティスト名を英語表記にします

今日の1枚。
LENA PLATONOS-SAVVINA YIANNATOU / Anaponoes (1997) ギリシア

ギリシアを代表する才女二人、シンガーソングライター&シンセ奏者として素晴らしい作品を数々送り出したレナ・プラトノス、そして美声ボーカルとして名作群をリリースしてきたサヴィナ・ヤナトゥー、この二人が13年ぶりにタッグを組んだ97年作。日本盤も出ていたようで「甘いため息」という邦題がついていたようだ。
シンセや生楽器を丁寧に積み上げて構築したしっとりと落ち着いた雰囲気の中に、ため息の出るような美声が乗る。素晴らしい空気感。ヒーリングミュージックのように、どこまでも美しくありながら、美の垂れ流しにはならない深みをもっている。癒しの音楽というには重く、音楽へまるで媚薬を飲まされたかのように引き込まれるような魔力を感じさせる。高い精神性と、それを音にする力、この二つの要素の高さが尋常ではない。
大袈裟にドラマチックに盛り上がることはなく、静謐かつ幽玄に、逆に言えば割と淡々とした展開。だが、その表情をひとたび覗き込めば、メデューサと目が合ったかのように動けなくなってしまう驚異的な世界。傑作だと思う。
posted by ひろりん at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ギリシアのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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