2005年12月02日

こんな音楽を使うテレビドラマも大変だろうよ

今日の1枚。
ANEMOS / ΘΥΜΑΤΑ ΕΙΡΗΝΗΣ (1999) ギリシア

美声ボーカリスト、カテリーナ・ニトソボリューと、ギターリスト、コスタス・ハツォプロスの二人によるユニットの2作目。一部はテレビドラマのサントラとして使われたということで、一部の曲のアレンジ違いの曲なども収録した全16曲。
素晴らしい出来!哀愁とエキゾチックが同居するアコースティックギターの旋律、ドラマチックに展開する楽曲、美と幻想の空間を描き出すアレンジ、そしてカテリーナ嬢の美声。高レベルのギリシア女性音楽の中でも、トップクラスの完成度だ。
いきなりやられるドラマチックな1、トラディショナルな美を振りまく2,壮麗なシンフォニー3と前半の3曲でもう虜。後半では、同じ曲のアレンジ違いが出てきて、やや間延びした表情を感じるものの、4のフルートの旋律、5の美の化身と化したカトリーナ嬢のスキャット、6のフレットレスベースとドラマチックな表情を出すサックスの絡み、10のエキゾチックなリズムの中に漂うギリシアらしい哀愁の民族臭と、ギリシア哀愁美を惜しげもなく散りばめている。
アネモスとは「風」という意味なのだそうだ。鉄壁のギリシアアレンジの施されたフィールドを舞うカテリーナの美声はまさに風。その風にそっと身を委ねれば、そこはもう神々の息吹を近くに感じるギリシアの天上界だ。最終曲が終わって無音になった瞬間の現実に戻される寂寞さがなんともいえない切ない余韻を残す。
posted by ひろりん at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ギリシアのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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