2005年11月11日

ドキッ、全て男の兄弟バンド。

今日の1枚。
THE ALLMAN BROTHERS BAND AT FILLMORE EAST (1971)

寺巡りのことばかり頭にあった最近なんだけど、当然並行して音楽は聴いているわけで、最近のヘビーローテの1枚がコレ。何を今さらの、ロック界に燦然と輝く名盤ライブ。オールマンズの3作目にして、ニューヨークの伝説のライブハウス、フィルモアイーストでの3月12日・13日のライブ録音盤。
いちばんの聴き所は、もちろん至宝ともいえるデュアンのスライドギター。「スカイドッグ」という異名そのままに、官能的だったりブルージーだったりねちっこい表情を振りまきつつ、音の空間を縦横無尽に駆け巡る。直前のレイラセッションでクラプトンが才能に惚れこんだ気持ちがわかる反面、この数ヵ月後に他界してしまった事実が胸を締め付ける。この人が生きていれば、きっと3大ギタリストなんていう区分けはなかっただろう。
もちろん本作はデュアンのギターだけが凄いのではない。骨太のツインドラム、文字通りしっかりとした低音で楽曲をドライブさせるベース、控えめながら堅実なオルガン、そして奔放なデュアンとはカラーのことなるもう一つのギターのすべてが、高い次元で楽曲に殉じている。音圧感が高いのなんのって。しかもその6人が、元にある楽曲を超えてどこまでつづくともしれないジャムセッションを織り込んでいるのだから、緊張感も尋常ではなく高く、そしてその即興的なフレーズとバッキングがピタリとはまる奇跡のような瞬間が随所に起きている。当然収録曲は長くなり、4は19分、7は23分といった具合。しかし時間がまったく気にならなくなるほど、いろいろなことが起こり、そして引き込まれる。
ロックバンドのライブ盤は数あれど、これだけライブの空気感のある作品にはなかなか出逢えない。テクニックやテクノロジーの洗礼を経た時代の耳から聴くと、本物のロックはコレだ!と思わずにはいられない。名盤中の名盤だと思う。

フィルモア・イースト・ライヴ
posted by ひろりん at 21:26| Comment(3) | TrackBack(0) | アメリカのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ひろりんがオールマンズをこんなに好きだなんて思いませんでした。
このバンドはベストを始め何枚か持ってて、ライブビデオ(勿論デュアン死後のもの)も何本かウチにあるんですが、何故かフィルモア・イーストのライブアルバムだけは持ってません。
今度「完全盤」みたいなヤツを見かけたら買ってみようと思いました。
私は割と最近聴けるようになったバンドです。
Posted by judas at 2005年11月11日 23:44
judasさん、どうも。
ようやく寺巡りの記録も一段落したので、音楽モードに戻りました。

> ひろりんがオールマンズをこんなに好きだなんて思いませんでした。
いやー、僕も最近ようやく聴けるようになったばかりですよ〜。
最初に買ったのは大学生の頃だったのですが、随分長いこと、ほとんど聞きもせずにしまわれたままでした。
こういうロックが聴けるようになると、また発掘しないといけない分野が増えてしまったようで怖い(嬉しい?)です。

完全版があるんですよね。
デラックスエディションでしたっけね。
iTunesでバラ売りしてないかなあ。
Posted by ひろりん at 2005年11月12日 00:15
hiropyonが、ねちっこいライヴなど聴くと
音楽と高いテクノロジーと、ライブなどをスライドしなかったよ。
Posted by BlogPetのhiropyon at 2005年11月13日 09:35
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