2005年05月23日

夏の月

今日の1枚。
KRISTI STASSINOPOULOU / THE SECRETS OF THE ROCKS (2002) ギリシア

ヨーロッパで高い評価を得て大ヒットしたらしいクリスティス・スタシノポリューの2002年作。
ギリシアの女性ボーカルものらしい地中海のエキゾチックな民族性を色濃く残しているが、本作の価値は恐ろしいまでのエレクトリックアレンジにある。アンビエントやトランスといった空間的な広がりのある音響系のアレンジが、ギリシアの哀愁美と何事もなかったかのように平然と同居している。夢見心地の浮遊感がありながら、土臭い現実感も感じる。にも関わらず、ニューヨークの高級ブティックで流れていても違和感のないとても洗練されたお洒落な雰囲気もある。現実社会から飛び抜けていないロックの桃源郷か、ここは。
不思議な魅力をもった楽曲群は、どれもレベルが高い。声も、シャンソンのように舌足らずだったり、ネイティブの民族っぽいコブシをまわすかと思えば、美しく熱唱する曲もあって、表情が多彩。楽曲やアレンジは優秀な裏方によるところが多いんだろうけど、単なる歌い手からは大きく跳びぬけた才能とセンスの高さを感じる。傑作だと思う。ただ時代のフィルターを無効にし得る名作かどうか。10年後に聴いたら、ちょっと古臭いか?

名作度 8 (こんなもんか?)
聴き込み度 5 (実はまだあんまり聴いてないん)
気に入り度 6 (急上昇中)


secretoftherock
posted by ひろりん at 21:34| Comment(1) | TrackBack(0) | ギリシアのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
きょうhiropyonはニューヨークまでブティックはロックするはずだった。
Posted by BlogPetの「hiropyon」 at 2005年05月24日 10:27
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。