2005年05月10日

木にひっかかった女

今日の1枚。
ΜΑΡΙΑ ΠΑΠΑΔΟΠΟΥΛΟΥ / ΦΕΓΓΑΡΟΣΤΟΛΙΣΤΑ (1999) ギリシア

マリア・パパドボリューの99年作にして、木にひっかかった女性のジャケットで有名なギリシア女性ボーカル物の傑作。
おそらく、今年に入って最もよく聴いているCDはこの人のものだと思う。大ハマリしてしまった。
もう1枚の大傑作「Σ' ΕΝΑ ΚΟΣΜΟ ΜΥΣΤΙΚΟ」に比べるとシンセの響きや打ち込みがうるさくなくて、ピアノや民族楽器といった生身の楽器を中心に、ギリシアの哀愁を散りばめた素晴らしいアレンジの中を、透き通るような表情や詩情豊かな表情などイメージを変えつつ幾重にも重ねられたボーカルが散りばめられる。メロディは流麗にして、楽しい雰囲気から深遠な雰囲気と変幻自在でどの曲もレベルが高い。ケイト・ブッシュ的なレコーディングへの偏執さも感じるが、自分の殻と聴者との間のバランスが絶妙で、けして軽くはないんだけど重くもなりすぎていない。4曲目の涙を誘うバラードの反面、躍動感溢れ胸のすくような5曲目など、どうしたらこんなにレベルの高い楽曲を並べられるんだろうと感心しきり。
ギリシア女性ボーカル物の中で、個人的には決定的な1枚。プログレ的な香りと地中海の哀愁。本人はもちろんアレンジャー、プロデューサーなど、本作に関わったであろう全員の才能の高さを感じるところ。名盤のオーラが漂う。これだけの作品にはめったに出会えません。

名作度 9 
聴き込み度 9
気に入り度 9

マリアパパドボリュー
posted by ひろりん at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ギリシアのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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