2004年12月10日

雅典

今日の1枚。
ΜΑΡΙΑ ΠΑΠΑΔΟΠΟΥΛΟΥ / Σ' ΕΝΑ ΚΟΣΜΟ ΜΥΣΤΙΚΟ  (2001) ギリシア

74年生まれ。ギリシアの歌姫という形容のよく似合うマリア・パパドポリューの2作目。アルヴァニタキの最新作にも曲を提供するなど、もともとは作曲家として活動していただけあって、アーティスティックな香りのするシンガーだ。
ギリシアポップスというとエーゲ海の哀愁とエキゾチックさといった印象があるんだけど、本作は基本的にはその範疇内ではあるものの、より深みや幻想的な雰囲気が濃厚だ。北欧系のような透明感のある声質と、高尚的な意匠を凝らした曲展開やアレンジが、ギリシアの哀愁と美を振りまき展開する。巨大な音壁のように立ちはだかるシンフォニック色など、重厚でよく練って作り込まれた印象だ。ジャケットを見る限りコンセプトアルバムのようで、様々なタイプの曲が一貫したテーマに沿った中で展開していき、プログレの匂いも仄かにする。
名作のオーラを湛えた傑作だと思う。ただ個人的には、贅沢な注文なんだけど、多少作りこまれすぎて息苦しさのようなものも感じてしまうところで、もう少し純粋なメロディなど、曲のよさを全面に出した方が良い気がする。厚着をしすぎて、動きが重くなりすぎているような感じがするんだよなあ。



mariapapa
posted by ひろりん at 23:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ギリシアのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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