2004年11月09日

モナリザの微笑



今日の1枚。
MONA LISA / Le Petit Violin De Mr.Gregoire (1976) フランス

アンジェと並ぶフレンチシアトリカルバンドの3作目。4作目とともに傑作の呼び声が高い。邦題は「グレゴリア氏の小さなバイオリン」。
アンジェの前座を務めていたというだけあって、演劇めいたドミニク・ル・ギュネのボーカルやバタバタとした曲展開など共通点が多い。ただ、ボーカルはエキセントリックなクリスチャン・デキャンと比べて癖がやや弱く甘いんだけど、その分だけ親しみやすい聞きやすさに繋がっている。ギターやキーボードやドラムなども特に突出したところは薄いんだけど、逆にバランスのよさにつながっていて素直に楽曲そのものに耳を向けることができる。ただ、その中でふっと入ってくる哀愁のフルートの響きは、甘い雰囲気の楽曲によいアクセントを与えていると思う。
シアトリカルというよりはシンフォニックロック寄りで、出来は水準以上。印象としてはジェネシスの「月影の騎士」に近い。耳あたりがよいので、アンジェと比べるととっつきやすくてわかりやすい。ただこの優等生的なカラーがやや個性を埋没させているような印象。アンジェとジェネシスの中間という中途半端なポジションが損していると思う。

monalisa3
posted by ひろりん at 22:28| Comment(2) | TrackBack(0) | ハレンチロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おー、モナリザはフレンチ勢で、1番好きかも知れません。
このアルバムは、こじんまりしすぎている印象が強いですが、小品に(特にインスト)優れたものがある気がします。
4枚目はもっとダイナミックですね。
5枚目はシンフォニックさは大きく後退してますが、ポップで完成度が高くGenesisで言ったら「アバカブ」と「デューク」と「そして3人」をミックスしたような名作だと思います。
Posted by judas at 2004年11月10日 00:01
judasさん、コメントありがとうございます。
モナリザは良いですよね。
僕も長いこと、フレンチ勢で一番好きだったかもしれません。
今はアトールやアンジェの良さにも気付いて、順不同にどれも好きになってしまいましたが。

5枚目は聴いたことないです。
アバカブやデュークのあたりは大好物なんで、聴く日が来るのが楽しみになってきました。

フランスは、ドイツやイタリアに比べると、まだまだ手薄です。
タイフォンとかワパスーとか購入リストにずっと載ってるんですけどね。
Posted by ひろりん at 2004年11月10日 18:10
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