2004年08月14日

イエツダ・ウルファ

庭でバーべキュー。
アウトドアは似合わないなあ。

今日の1枚。
YEZDA URFA / BORIS (1975) アメリカ

70年代アメリカンプログレの最深淵だろう、イエツダ・ウルファのファーストアルバム。プライベートプレスながら300枚ほどが世に出回り、その特異な音楽性から廃盤コレクターが血眼になって探し回り、オリジナルは最低20万円からとの噂。バンドはなんと近年再始動しており本作の再発を本人たちも望んでいたがマスターテープが行方不明で、FBIを総動員して入手、そして2004年になってようやくCD化実現の運びとなったそうな。本当かいな。
イエス+ジェントル・ジャイアントという世間の評判どおり、テクニカルかつ変拍子の入り乱れるプログレなんだが、心地よいメロディが突如崩れ、まるでダムが決壊したかのように、各楽器が奔流のごとく暴れまわる様に唖然。徐々にテンポアップしくのに、どこまでも偏執的についていくアンサンブル、そして爆発したかと思うと一転して穏やかな表情を見せる。緻密な構成かと思えばフリーになったり、天使の笑顔を見せたかと思うと変質者に一瞬に変貌したりと落ち着かない。奇怪で変態的だが、テンションが高く強引に力でねじ伏せられてしまう怪作だ。音楽的にではないが、イエスやGGを完全に超越してしまっている。
ブックレットに、当時ワーナーやキャピトルなど、大手レコード会社に売り込んでことごとく断られた際の手紙が載せてあるが、この才能を見抜くことができなかった点が惜しいと思う一方で、こんなバンドと契約しないのも無理はないかなと思えるほど個性の強いバンド。怖いもの見たさで聞けば、ぶっとびます。

urfa
posted by ひろりん at 23:23| Comment(2) | TrackBack(0) | アメリカのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
イエツダの2nd「Sacred Baboon」は10年位前(多分)にCDで買って、ひっくり返りました。
で、1stも欲しいと思ったのですが、当時は確かに「BORIS」なかったです。
今は、売ってるんですか?
FBIの皆さん、ありがとう。
しかし、とんでもなく凄いバンドですよね。
再結成してるって事は、新作も作ったりするんでしょうか?
Posted by judas at 2004年08月15日 00:49
イエツダに反応してくださるとは!
実は僕、このバンドの名前を知ったの最近です。
○ーデンシェッドの「もうすぐ新入荷」のページに1年以上も前から載っていて、奇妙なジャケットとともに覚えてしまいました。
再結成は、フェスのために集まったということらしいです。新作の情報は聞いたことないです。
それにしても、物凄いバンドがまだまだ埋もれているんですねえ。そのことだけでも、たまらなく幸せです。
Posted by ひろりん at 2004年08月15日 20:43
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