2004年07月30日

ア・カペラ

最近、ひろぴょんが投稿してくれないなあ。

今日の1枚。

TODD RUNDGREN / A Cappella (1985)

ユートピアの活動を休止しソロに専念、ワーナーへ移籍など、新たな局面で発表された作品。ある程度はセールスも考えないといけないんだろうにこの人はたった一人で、タイトルの「ア・カペラ」どおり楽器を一切使わず、自分の声だけを使って1枚のアルバムを作ってしまった。
もちろん、ゴスペルのようなアカペラではなく、声の多重録音とスタジオギミックを駆使して伴奏がつき、その上をコーラスとボーカルがトッド節を奏でるという感じ。ただ、ジャケットの妖しいマスクからもわかるように、西洋音楽とは違う民族調の雰囲気が全面を覆う。幾重にもダビングされた多重コーラスと独特のリズム感は、幽玄に音を揺らし続ける。この雰囲気がなければ、もしかしたらラグ・フェアーに近いか?
度肝を抜かせるオープニングから、名曲「Pretendung To Care」などを挟み、民族調、ポップス調、さらには実験的と表情変えながらも、本作に限らず一貫して感じるトッド色が滲んでいる。冗長なところはなく完成度は高いが、凝りに凝った変質狂ともいうべき重苦しさが、ポップでありながらどこか歪んでいる。この人らしいといえばらしいか。
変人トッドの極み。クレジットの「Engineered and Sung by Todd Rundgren」というのが、凄いんだか阿呆なんだかよくわかんないんだけど、僕は理屈抜きに好きな1枚。

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posted by ひろりん at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ヨーロッパ以外のロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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