2004年07月27日

やすらぎの季節

カラオケでまたやってしまったのである。
ジャーニーの「オープン・アームス」は気持ちが良かったがマイケルの「ビリー・ジーン」は大失敗だった。

今日の1枚。
DAVID SOUL / Same (1976) アメリカ

1943年シカゴ生まれの俳優兼歌手。70年代のアメリカの超人気番組(視聴率60パーセントを超えたことも)「刑事スタスキー・ハッチ」のハッチ役で知られ、その番組の挿入歌にもなった全米NO1ヒット「やすらぎの季節」を含むデビュー作。
人気のある俳優の余技といった感じだが、もともとはフォークシンガーを目指していたということもあって、声や歌いまわしにも年季の入ったところを感じさせる。基本的には土臭いアコースティックな雰囲気に温かいアレンジといった雰囲気で、メロディのたおやかさや切々と歌う姿に目が細まる。とはいえA2「1927カンサス・シティ」の古きよき時代を感じさせるオールドチックなドラマが展開したり、A5「ハリウッド万歳」のバンジョーやマンドリンを交えてコケティッシュにハリウッド謳歌を決めたりと表情は豊かだ。カントリー系のシンガーによく取りあげられるという歯切れのいいA6や二ール・セダカが提供したB1の安定した魅力を放出するバラードなどが堅実に脇を固めている。
そんな中でやはり出色は、大ヒット曲A3「やすらぎの季節」。静かなピアノのオーケストラが響き渡りメロディアスに展開し徐々に盛り上がる、男の優しさに満ちたアダルトなバラードだ。派手な印象はないがじわじわと良さのわかる、ある意味王道的な名曲バラード。
「スニーカーに拳銃を隠す」ような危険な香りは皆無だが、ビーチサンダルに水鉄砲という感じで聴いているうちに優しい気持ちにさせてくれる作品。毒のなさが欠点だが、本職が俳優ということを考えると健闘していると思う。
040729-222538.jpg


posted by ひろりん at 22:28| Comment(4) | TrackBack(0) | アメリカのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なかなか渋いアルバムをお持ちですね。
「やすらぎの季節」は私も大好きです。
わたしは観た事なかったのですが、まわりの女の子達はみんな「スタハチ」観てましたね。
やっぱ、帯つきのレコードジャケは見てるだけで、やすらぎます。
Posted by judas at 2004年07月30日 00:36
judasさん、どうもです。
デヴィッド・ソウルを何故持ってるかというと、実は、僕もチャート好きだったのでした。
70年から89年までのビルボードトップ10のシングルを何らかの形で所持するという野望を持っていたんですが、シングルも見当たらないし、コンピ盤にも収録されてなく、仕方なくアルバムを買ったのでした。
20歳前後の頃でしたが、音も聴くことなくせっせと収集する不毛さに気付き(笑)足を洗いました。
今になって、ちょくちょく引っ張りだしては聴くんですが、やはり昔のチャートの方が良い曲に出会える尺度としては優れていたように思います。

judasさんの、ビルボードの年間チャートの暗記に、すこしビビりました(笑)
Posted by ひろりん at 2004年07月30日 19:54
>70年から89年までのビルボードトップ10のシングルを何らかの形で所持するという野望

おお、ひろりんの意外な野望!
私は大学時代そういう系のサークルにいたのですが、70年代にTOP40入りした曲全てをレコードで持っている人(海外からシングルを取り寄せたりしていた)とかいました。
そうなると曲が好きなのか、40入りした事実が好きなのか分らない状態ですよね。

>judasさんの、ビルボードの年間チャートの暗記に、すこしビビりました

私は1年分くらい(今は半分も覚えてない)でしたが、サークルの先輩で、数年分の年間チャートと、それにチャートインした殆どの曲の最高位を言える人もいました。
ちょっとヤな世界でしょ(笑)。
Posted by judas at 2004年07月30日 22:52
チャート、意外でしたかね。
ただ、自分がリアルタイムで経験したチャートには興味無いんです。
過去のチャートを熟読して、その当時にタイムスリップばかりしていたんで、いつしか「おっさん疑惑」が(笑)


> 私は大学時代そういう系のサークルにいたのですが、

僕もそういうサークルに入れば、もっと友達が多かったかなと思います。
でもひねくれ者だからなぁ。キャッシュボックスのチャートで制覇、とかやってそう。

> ちょっとヤな世界でしょ(笑)。

誰も知らない世界各国のロックを追い求める世界と、どっちがヤな世界だろうか(笑)
最近、何人かの知り合いにHPのアドレスを教えた(漏れた)んだけど、誰一人、姿を見せてくれません・・。
Posted by ひろりん at 2004年07月31日 00:09
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。