2015年05月20日

ヤクラ

JACULA / Pre Viam (2011) イタリア

プログレ愛好家の中でも、ここまで手を出したらオシマイとおそれられつづけられてきたイタリアンプログレの最深遠ヤクラ。72年の名作「サバドの宴」以来、なんと39年ぶりの新作。
ヤクラと言えば、暗黒世界を織りなすパイプオルガンと女性の呪文が強烈なインパクトだったが、本作はギターを中心として随分とソフィスティケイトされた雰囲気。それに恐怖のうめき声や死体を貪る獣の鳴き声のようなSEが散りばめられて、ヤクラの世界を再現している感じ。そこの強引さがB級ホラー映画のようにも聞こえてどこか微笑ましい。
「サバドの宴」でもそうだったが、美しいメロディにドキッとさせられる瞬間が随所にある。不気味さと同時進行する美。死や黒魔術といった要素があるからこそ、美しい部分がよりひきたつ。ここの法則こそがヤクラ最大の魅力なんだと思う。
1曲目のタイトルはずばり「JACULA IS BACK」。リアルタイムでヤクラの新作が聞けるとは思いも寄らなかった。ひょっとして来日とかする日が来るのかもしれない。恐ろしいことだ。

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posted by ひろりん at 23:05| 愛知 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | イタリアのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
え!ヤクラって2011年に新作出てたんですか?
で、今YouTubeで聴いてみたら、悪くない!
っていうか、相当良いです。

>プログレ愛好家の中でも、ここまで手を出したらオシマイとおそれられつづけられてきたイタリアンプログレの最深遠ヤクラ。

確かに。昔は「ヤクラ」と言うだけで、結構ウケました(笑)。でも、そこまで聴きづらい感じではないと思うんですが。
Posted by judas at 2015年05月23日 23:41
judasさん
ムゼオにロカンダにオザンナと何でも復活状態のイタリアンロックですけど、ヤクラまでとは思いませんでした。
あとはクエラでしょうかね。

ヤクラの新作は普通に良いですよ。
ジャケットは相変わらず趣味が悪いですけど(笑)
Posted by ひろりん at 2015年05月24日 23:20
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