2015年06月03日

火星年代記2

SOLARIS / MARSBELI KRONIKAK 2 (2014) ハンガリー

東欧を代表するプログレバンド。84年の衝撃のデビュー作にして名作「火星年代記」のなんと続編作。6つのパートで構成される22分の組曲の他全8曲。
「火星年代記」といえば、明快なメロディとキレキレのフルートとチープなシンセが豪快に疾走するのが魅力だったけど、30年たった本作でもそうした要素が満載。機材の音はさすがに進化しているとはいえ、まさに続編といった雰囲気。ピンクフロイドのような女性スキャットや哀愁のバイオリンの旋律、泣きのギターソロが多いあたりが新しさを感じるが、ここぞとばかりにフルートが入ってくる場面では、おおっソラリス!と膝をうつ。
7つのパートに分かれた21分に及ぶ組曲(曲数は3)、その他二つの組曲を含む全8曲。当時のメンバーは二人欠けただけながら、彼らの残した音源なども使用。ゲストを含み15人ものミュージシャンが参加。まさにソラリスの集大成といった感。LP世代には馴染み深い45分くらいの収録時間もちょうどよい。
原作はレイ・ブラッドベリの「火星年代記」。地球人と火星人の対立、地球の核戦争と火星植民といったSFテーマが脳裏に鮮やかに蘇る。7曲目のタイトルは「私たちはあり得ない宇宙に生まれたあり得ない存在である」とのブラッドベリの言葉の引用。悠久の浪漫と文明批判の現実。SFドラマチックシンフォの最高峰だ。



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posted by ひろりん at 09:38| 愛知 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | その他ヨーロッパの国々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
遅コメすみません。

「火星年代記」の続編なんて出てたんですね!
昔は結構転がって聴いてました。
当時からモダンな感じのサウンドだったので、現在でもそれ程古臭くはないでしょうね。
Posted by judas at 2015年06月14日 17:17
judasさん

コレ良いですよ〜
昨年末に出たばかりで、今年になって国内版も出たようです。

それにしても、ヤクラもそうですが最近のプログレバンドの作品は良質なものばかりで、フォローするのが大変です。
Posted by ひろりん at 2015年06月15日 18:58
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