2015年06月09日

HOSTSONATEN / SPRINGSONG (2002) イタリア

現代プログレシーンを代表するファビオ・ズファンティのソロプロジェクトで、バンド形態をとらずに叙情派シンフォを自分のやりたいようにやるという趣旨のホストソナテン。その代表作ともいえる四季シリーズのスタートを飾る「春」。2010年にベースパートの差し替えやサンプラーを本物のメロトロンに置き換えたバージョンがでている。
「四季」をテーマにした音楽はヴィヴァルディをはじめとして数多いけど、少なくともロックフィールドにおいては50年100年と聴かれ続けられるだろう名作だ。とにかく春というイメージを音を使って描ききっている。雪解けの明るい陽光、生命の息吹、たおやかな情感。キラキラとしたアコースティックギターをバックにフルートやリコーダーが、さわやかにメインテーマを奏でる。一転バイオリンの湿った情感や、ドラマチックなギターソロなど、全編にわたって一分の隙のない完成度。1〜4、9の繰り返し奏でられるメロディの流れも美しい。5の緊張感のジャズ風がギターソロに導かれて一転するところなど唸るしかない。
元々の着想は、98年に訪れたフランス・ブルターニュの美しい自然に触れたときだという。春がスピーカーからこぼれ落ちる。キャメルやジェネシスを源流とする叙情派シンフォニックの最高峰。この後、8年をかけて四季シリーズを完結。そしてそのどれもが最高レベルの出来。ズファンティ恐るべし。

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posted by ひろりん at 12:23| 愛知 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | イタリアのロック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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