
福岡県みやま市瀬高町にセロリを見にいってきた。
福岡県は、全国で3位のセロリの産地で、そのほとんどがこの瀬高町で生産されている。
1位の長野と2位の静岡は、近いということで何度も視察したことはあるし情報量も多いけど、遠い九州の産地はまったくの未知の産地だ。
駅から降りて、ハウスがたくさん立ち並ぶ方向に行くと、セロリハウスが見えてきた。
時期的にセロリはもうないかも、と思ったけど、まだあった。
なんとこれは常識を大きく覆す三期作(一年に三回収穫)セロリだそうだ。
かなりの高温下でも抜群の品質。
ここのハウスの経営者は不在だったけど、地域でも有名なセロリ名人のハウスだそうだ。
あまり人をみかけなかったけど、二人ほどハウスで作業をしていた人の話を聞くことができた。
突然おじゃましたにも関わらず、仕事の手を休めて、長い時間相手をしてくださってありがとうございました!
要点要約
30軒ほどの農家がセロリを栽培している
ほとんどセロリ専門。二期あるいは三期作。一部に、夏期にセロリと同じくアルカリ土壌を好むほうれん草を入れる農家もいる
マルチは使わない。(衝撃!)
堆肥は籾柄をまぜたようなもので、堆肥業者から購入している。
その他、切り藁を入れているようだ。
移植機が普及している(ひろりんの産地ではゼロ)。補助金も出るようだ。
独特の灌水システム
萎黄病が五年くらい前から問題になっていて、ピクリンを使わなければいけなくなった。
被覆はビニール。
台風のときが怖いので、育病は耐久性の高い専用施設を作る農家が増えてきた。
育病は自家製から購入培土に変わった。
下葉かきは、シルバー人材センターを活用。
収穫は二期では朝が早いので、パートは使いづらく、知り合いに頼む。
posted by ひろりん at 19:50| ウィーン ☁|
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