大物揃いのdisc3、行ってみよー。
1. メイク・イット・ハプン / マライア・キャリー
うおー(o・∇・)o 復活マライアだ!
ちょっとふくよかになったけど、以前よりも表情が豊かになって今の方が断然イイ。
アフリカの子供たち?がたくさん出てきた。
こういうシチュエーションでも浮かないし、風格も出てきた。
2. ヒーロー / マライア・キャリー
僕が洋楽を聴き始めた頃は本当にマライアの勢いが凄かったんだけど、僕は音楽的にどうも好きになれずに聴かなかった。
声質はたしかにいいんだけど、うまくそれを楽曲が生かしていないような気もしてた。その頃のヒット曲だけど、今聞くとなかなかよく聞こえる。いろんなものから吹っ切れたかのように、晴れ晴れとした表情で歌われると、毛嫌いしていたはずの僕の心にも届く。
3. ホエン・ユー・カム・バック / ヴーシー・マーラセラ
アフリカのミュージシャンかな。
最初はほぼ演奏なしの声だけの熱唱。
ソウルを感じる声だ。会場も凄く盛り上がってるぞ。
そして演奏が入る。軽快なエスニックなアコースティックと、粘っこい熱唱、そして間奏のトランペットもいい。
4. ドゥ・ザ・ストランド / ロキシー・ミュージック
出たー。スーツで決めたフェリーだ。60歳なのにカッコいい!前髪ハラリ、クネクネ。
相変わらずにぎやかなステージ。
フワフワのトサカをつけたショーダンサー(あれ何て言うんだ?)まで居てゴージャスだ。
ギターにマンザネラの他にクリス・スペディングも居る!
ところでなんでこの曲なんだ?
5. ディス・ラヴ / マルーン5
ちょっと切ないメロディと癖になりそうなボーカルの歌い方がいい。
リズム感のいい演奏もいい。グルーブを感じる。
6. シー・ウィル・ビィ・ラヴド / マルーン5
今度は一転、しっとりとした曲だ。
のらりくらりとしていながら歌うボーカルがやはり印象に残る。
不思議な魅力に溢れたバンドだ。
7. フォー・ストロング・ウィンズ / ニール・ヤング
奥様を従えてのこの世捨て人。
ギター1本で弾き語りだが、この人30年前からまったく声が変わらないなあ。
そしてそれが変わらずぐっと心に響いてくる。
それにしてもこんな気難しそうな人の奥さん、大変じゃないだろうか。余計な心配をしてしまう。
8. ゴー・ウエスト / ペット・ショップ・ボーイズ
おー、この人たちのステージが見られるんだ!ライブエイドのときはブレイク前だった。
ピアノだけのシンプルな演奏からはじまる。
こういうライブには不向きな曲では、と思うけど、しっとりと聞かせてくれてイイ!
そしてリズムが入り、観客のボルテージが上昇!
無機質な演奏なのに温かさを感じる、素晴らしいステージだ。
そのうちやろうと思うけど、この人たちのDVDをよく見てます。
9. ウイ・ウィル・ロック・ユー / ロビー・ウィリアムス
出た!
ベッカムの紹介で出てきたよ、この人が。
20年前に会場を揺らしたこの曲を歌うのは、この人が最もふさわしい!
フレディーが持っていた杖のようなマイクスタンドを持って動き回る。
10. レット・ミー・エンターテイン・ユー / ロビー・ウィリアムス
うーん、凄い。
観客をあおり、カメラに愛想をふりまき、ステージを所狭しと歩きながら歌う。
観客の盛り上がりも物凄い。
スターだ。色気もある。
歌なんて、あんまり関係ないぜ。
11. フィール / ロビー・ウィリアムス
歌のほんの合間に発する言葉がいい。
「最高の気分だ!」ウォー
サビを歌う観客の大合唱。
会場はすべてロビーファンか?と思うくらい。
12. エンジェルス / ロビー・ウィリアムス
感動的なバラード。
観客席も降りてって、観客とキスしたりやりたい放題だ。
ベッカムが紹介で「シャイな人」とかいってたが、どう見てもシャイのカケラもない。
そしてサビで巻き起こる大合唱。
英国で今最も人気のあるスターだということが、よくわかった。
テイクザット、昔ひそかに愛聴してました(゜≠゜)ココダケのヒミツ
13. サムバディ・ライク・ユー / キース・アーバン
ニコール・キッドマンの恋人のカントリーシンガー。
さすがにかっこいい風貌だ。
マンドリンがあったり、メロディとか、たしかにカントリーなんだけど、ロック魂を感じる演奏だ。
なかなかいい。名前もかっこいいよね。
14. トゥエンティ・イヤーズ / プラシーボ
中性的なルックスのボーカルだ。仕草も艶かしい。
退廃的な部分などグラムロックを彷彿させる。デヴィッド・ボウイに発掘されたらしい。
淡々とした演奏がノイジーに盛り上がっていく。
15. ロンリー・ノー・モア / ロブ・トーマス
マッチボックス・トゥエンティーのボーカル。
ダンサンブルポップな曲。
声もよく出ているし、艶っぽさもある。
直近のヒット曲。
16. ウィ・カム・ワン / フェイスレス
イギリス産ダンスポップユニット。
黒人ラッパーがフロントにいるけど、バックの演奏は明らかにブリティッシュの湿っぽさを感じる。FGTHなんかを彷彿をさせる。
なかなか良いのでは。
17. マスター・ブラスター(ジャミン) / スティーヴィー・ワンダー
リチャードギアの紹介で出てきた!
スティービー、全盛期の最後の煌きのこの曲!
抜群のリズム感、声も良く出てる。
見ていて体が勝手に動き出すよ。
18. ハイヤー・グラウンド / スティーヴィー・ワンダー・アンド・ロブ・トーマス
サングラスをかけた若者が登場。
一瞬、ん?ジョージマイケル?
と思ったら、さっきのロブがまた出てきた。
ジョージとスティービーで「アズ」をやって欲しかったなあ。
ぴちゃぴちゃとしたクラヴィネットも最高。
19. サインド・シールド・デリヴァード / スティーヴィー・ワンダー・アンド・アダム・レヴィン
今度はマルーン5のボーカルの人が出てきた。
声を聞いただけですぐにわかる。個性的な声だ。途中から、全く存在感がなくなるけど・・。ショウガナイって。
この曲は知らないなあ。
20. ソー・ホワット・ザ・ファス〜迷信 / スティーヴィー・ワンダー
うーん素晴らしいステージだ。
正直、この歳になった御大がここまでやれるとは思わなかった。
ぜんぜん変わらない。
70年代のあの天才的な才能を感じることができる。
新作、買ってみようかなあ。
そして間髪入れず、「迷信」!
ぎゃー、これを見れるなんて幸せだ。
ピアノの前で上半身を揺らしながらのお馴染みの熱唱だ。
ステージ裏で踊ってるのはポーラ・アブドゥール?ステージに出てくればいいのに。
21. フー・アー・ユー / ザ・フー
ジョンも居なくなってしまって二人になってしまった。
ピートもすっかり白髪頭だ。
ロジャーもエルトンジョンみたいなサングラスかけて初老の男という感じだ。
しかし歌いだすと、まだまだ声に力がある。
そしてピートのアクションもだんだんヒートアップ。
これまた衰えを知らないジジイたちだ。
22. 無法の世界 / ザ・フー
ピートは腕を振り回し、ロジャーはマイクを振り回す!(ちょっと危なっかしいが)
ビジュアル的にはこの二人が居ればフーだな。
でも、これにジョンの偏屈なベースラインがないのは、やっぱり寂しい。
これまたいいステージだ。
この人たちに円熟の言葉はないようだ。
常にエネルギッシュ。最古参のロックバンド。40年以上もこれを続けてるんだから頭が下がる。
23. スピーク・トゥ・ミー / ピンク・フロイド
ドクン・ドクン・・と。
来たー。フロイドだ!
ストリーミングで何回か見て感動が薄れていると思ったけど、もう1度クリアな映像で見て、ロジャーとギルモアの表情を見てるとこみ上げるものがある。
とにかくこの二人が並び立つ姿は歴史的な大事件だ。
エゴをぶつけあい仲違い。それもフロイドの魅力であり、そんな人たちだから、ピンクフロイドで有り得た。一夜かぎりの再結集。伝説がまたひとつ増えた。
24. 生命の息吹き / ピンク・フロイド
表情ひとつ変えないギルモア。嬉しそうなロジャー。
両雄並び立つ。
そしてリックもニックも居る。
やはり4人でフロイドだ。リックのキーボードさばきが欠けてもフロイドではない。
いかん、泣けてきた。
25. マネー / ピンク・フロイド
ロジャーのベースが怪しいなあ。
ギルモアは、やっぱりコイツとはやれんと思っただろうか、とか考えてしまう。
サックスのソロがあって、ギルモア独壇場のギターソロでは盛り上がる。
26. あなたがここにいてほしい / ピンク・フロイド
お馴染みのイントロのギター。
「この場に居ない人へ・・シドに捧げます」とロジャーのMC。
優しく歌いだすギルモア。
ボーカルを分け合い歌うロジャー。
そして二人でサビを歌う。
最大の号泣ポイントだ。Σ(T▽T;) ぐわわぁぁ〜ん!
「あなたがここにいてほしい」と歌う彼ら。
でも僕には「あなたたちがここにいてほしい」。
27. コンフォタブリー・ナム / ピンク・フロイド
やっぱりこの曲はロジャーのボーカルでないと。
そしてギルモアのサビ。
10代の頃は「狂気」よりも「ウォール」の方をよく聞いた。
他人との壁に悩む主人公と、そしてそれに自身を映す僕。
そしてその想いは、聞き進めていって、この曲で開放されるのだ。
ギターソロにその頃の自分の残像が見えた。
曲が終わり肩を組む4人。
もう二度と見られないだろう姿に再び号泣Σ(T▽T;) ぐわわぁぁ〜ん!
本当にありがとう。
長生きしてみるもんだね。
28. ゲット・バック / ポール・マッカートニー
そしてトリはやはりこの人。へフナー抱えてポールが出てきた。
風貌が若い!
声も出てるなー。
当時、レコーディングかなんかしてるんだっけ。
「僕は戻りたい!ゲット・バック!」
って、ライブエイドに戻りたいってこと?
ビートルズに?
ま、特にこの人は何も考えてないんだろうな。
29. ドライヴ・マイ・カー / ポール・マッカートニー・アンド・ジョージ・マイケル
「キミタチには朝会ったね」
そうだ、ポール朝からずっと居たんだ。
そして途中で我らがジョージマイケルが出てきたよ。
でもほとんど目立ってない・・、というかキーがあってない。
ポールとマライアからディエットを頼まれてポールを選んだとか。
というか、ソロで出てよ!
ライブエイドのときもそうだけどさ。
関係ないけど今日、麻薬所持で捕まったらしいね。
30. へルター・スケルター / ポール・マッカートニー
アメリカ公演でやっているという噂のこの曲。
よくまあこんな曲を歌うもんだ。
バイオリンベースがこの曲を合ってないのが笑える。
今年のライブではぜひ「When I sixty-four」をやってくれ。
31. ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード / フィナーレ
全部ビートルズの曲だなあ。
ポールというより、ビートルズ代表として出てきたって感じだろうか。
リンゴ、呼ばれなくてスネてたよ。
この曲、いつも思うんだけど、終盤の「Don't keep me waiting here〜、どんきぴうぇいてぃんぐ」は入れない方がいいと思う。
入れるんならコーラスに任せたほうが自然でいいとおもう。
32. ヘイ・ジュード / フィナーレ
曲のリバースの部分だけ。
全員が勢揃い。
なーなーな、なななー。
ポールがトリなら、こういう流れになるわな。
マライアの保母さん状態や、母親の顔になっていたアニー・レノックスなど、温かい気持ちになれた。
全部見たー。
今回は若手があまりいなくて、落ち着いて見られた。
マライアもよかったし、ペットショップボーイズやスティービーも、どれも素晴らしかった。「disc3だけのためだけにこのDVDを買う価値がある」という乱暴な意見も、うなづけてしまう。
この中でベストパフォーマンスは誰にしようか。
プログレッシャーとしてはピンクフロイドなんだろうけど、みんな素晴らしかったことは知っているだろうから除外しよう。
というわけで、ロビー・ウイリアムスに決定!
とにかく凄いステージだった。20年前の主役がクィーンだったとするなら、今回の主役は間違いなく彼だ。
イギリスの国民的大スターとしての迫力を世界中に存分に見せつけた。かっこええわ。